グルジア・トビリシから車で1時間半ほど
国境を越え、アルメニアにはいりました。
アルメニアは、
正式名称をハイアスタン共和国というそうです。
面積は九州よりちょっと小さいくらい。
人口も300万人ほど。
そのほとんどが首都エレヴァンに住んでいるそうです。
国教をキリスト教と定めた世界最初の国だそうです。
西暦301年だそうですから、かな~り昔からです。
ローマ帝国でもその5年後だそうですからね。
それがどうも、かなりの自慢のようです(笑)。
国中いたるところに、歴史的な教会が建っていました。
この国も元々はソ連の一部。
1991年のソ連崩壊時に独立をした国です。
今回のガイドはAsya。日本語堪能な39歳才女。
思いっきり同世代。
なんと、京都大学&大阪教育大学にも留学経験があり、
日本が大好きだとか。
今年4月も日本の桜を観るツアーを企画し、来日しています。
「京都は私の故郷なの」なんて言ってました。
なんか嬉しいよね。
そのAsyaに聞いてみました。
「ソ連時代は正直どうだったの?」
その答えになんだか考えさせられました。
「今考えたら、ソ連時代は幸せだった。
たしかに海外には自由に行けない。お金もない。
でも、お金持ちもいないし、失業者もいない。
自殺する人なんていなかった。
なんにもなかったけど、最低限の家は国がくれたし、
みんな仕事してたし、ご飯は食べられた。
私たちは、ソ連国民で幸せだと教育されてきたが、
本当にそう思っていたし、実際、幸せだった。」
歴史的に見ても、
社会主義は国の政策としては間違っていたのかもしれません。
でも、「国民は幸せだった。」
と今でも言い切っているのです。
実は、
「正しいこと」と「間違っていること」
「幸せなこと」と「不幸せなこと」
は、一致するわけじゃないし、
実際、関係はないんでしょうね。
そんなことを考えたアルメニアでした。
明日は4時起きして、ちょっくら遠出します。